事前メタゲーム予想
はじめましての方ははじめまして。そうでない方はご無沙汰しております。KOUと申します。今回、紫紺杯とanekoさんが主催する特殊レギュレーションのリモート大会、『決闘王者ムシキング』(通称虫杯)に運営の1人として参加することになりました。
日程やルールなど詳しいことは紫紺杯公式のブログの方に纏められていますので、まだ見ていない人は先にそちらをご確認ください。
本記事ではタイトルの通り、今大会におけるメタゲーム予想を使用が予想されるデッキタイプやTireランクとともに行っていきます。
というわけで早速やっていきましょう。
予想されるデッキタイプ
今大会では6つの指定種族から合計20枚以上をデッキに入れる必要がありますが、その中でも特に使用が予想される種族があります。それが「グランセクト」 。新章デュエルマスターズで登場した種族ですが、双極篇にて《コンダマ/魂フエミドロ》《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》《オブラディ・ホーネット/Let it bee!》《黒豆だんしゃく/白米だんしゃく》等の優秀な初動が多数登場しており、これらを初動枠として採用することでデッキに無理なく指定種族を使うことができます。
そしてグランセクトには《スペリオル・シルキード》《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》《古代楽園モアイランド》等の強力なフィニッシャーも多数存在し、初動で指定種族枚数を補い、これらの強力なフィニッシャーを用いるビックマナ系が予想され、さらに受け札として《獅子王の紋章》を搭載することで受け的にも強化することができます。また、大型クリーチャーを早期に出せ、自身がグランセクトである《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》や《ミステリー・キューブ》等を使ったキューブデッキも予想されます。
しかしこれらのビックマナ系やキューブデッキには《音奏 プーンギ》でマナ加速呪文の使用を遅らせたり、《奇石 ミクセル》で《ミステリー・キューブ》の踏み倒しを防いだりとメタカードの通りが非常に良くなっています。また指定種族には以前の環境で活躍していた《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》がおり、先述のキューブ系統のデッキやサーチカードへの強力なメタカードとなるため、これらのカードを採用したメタビートや、《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》がツインパクトカードなので、それを利用したツインパクトコントロール、《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》がフィニッシャーとしても働くため、除去札で時間を稼ぎながら《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》のEX winを狙う除去コントロールが考えられます。
そして本大会ではGRクリーチャーの使用が許可されているので、オレガオーラも使うことができます。《ΓΛΧ ヴィトラガッタ》《百卍龍 プチョゲンム》がグランセクトのオレガオーラなので、これらと《極幻空 ザハ・エルハ》を利用したヴィトラガッタワンショットも活躍が期待できます。
ジャイアント・インセクトは種族にジャイアントを含むため、《西南の超人》《剛撃戦攻ドルゲーザ》等のジャイアントサポートを受けることができます。
《デスマッチ・ビートル》《電脳鎧胄アナリス》といった優秀な初動を自然に積むことができ、構築次第ではシノビドルゲーザを組むことも可能です。
このほかにも様々なデッキが活躍することが予想されます。
本大会にはデッキ賞もあり、優勝、佳作の方には景品も出ますので、皆さんぜひ自分だけのオリジナルデッキを考えてみてください。
紫紺杯公式がサンプルリストをブログに公開しているので、そちらもぜひご覧ください。
予想Tireランキング
ここまでのことを踏まえて、運営で予想されるデッキのTire表を作成しました。あくまで予想ですので、その点はご注意ください。
Tire1
緑t白轟破天九十九語/緑t白キューブ
緑ベースのビッグマナ。
受け札として獅子王の紋章を搭載できる。
シルキードが受けの要。
ファッティで押しつぶすタイプやユニバースEXWINの構築が予想される。
メタビート
緑+αで構築されるメタビートデッキ。
QQQXは環境を見て採用されるかも。
呪文やミステリー・キューブを妨害できる。
トラップコントロール
緑単色で構成された除去コントロール。
トラップ系の受け札が豊富、QQQXのEXLOSEやQQQX+緑バラギで安全に勝利可能
黒緑ツインパクト
緑単ツインパクトに近い構成。
ロスト・ソウルなどのハンデスプランも保有できるようになったためより動きが柔軟に。
Tire2
青緑ヴィトラガッタ
オレガオーラをベースとしたワンショットデッキ。
意外とトリガーが多いためビートダウンに強いビートダウンといった印象。
青緑シノビドルゲ
ジャイアントを活かしてドルゲーザーによるリソース確保につなぐ。
デスマッチ・ビートルを能動的に積みやすい。
リソース確保が他コントロール以上に上手。
Tire3以下
緑単バードリアント
グランセクト版バルガライザー
めくりの一撃一撃が重いため殺傷力高め
最後に
本大会で指定されている種族のカードは、10年以上前のものも多く存在します。押入れに眠っている小学生のころ、中学生のころに切り札だったカードが使えるかもしれません。ストレージや押入れを探してみて思わぬカードが使えるかもしれません。
せっかくの特殊レギュレーションですのでそういった「構築」の場面でも、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
本大会へのご参加、お待ちしております。
※本記事で誤字、脱字、不備などございましたらKOU(こー)(@KOU_anikou)までご連絡ください。